昨日、SNSで地元県議が、僕が産まれ育った名張市朝日町にある養護施設の事について触れていた。
その施設は、当時僕が住んでいた団地のとなりにあって、よく其処で朝食を頂いたり、同じ年頃の施設の子供と遊んだりしてもらった。
父親は会社員で母は家計を助けるため一日ミシンを踏んでいたから僕は元町にいるおばあちゃんの家に遊びに行ったり、施設に遊びにいったりと割と身軽に遊べた。
つい先日、そんな幼少期を過ごした団地(市営団地)付近を通る機会があったけど、行くとそこは更地になっていた。
団地と言っても今の市営団地のような鉄筋コンクリートの3階建てとかではなく、木造平屋の2DKが20棟くらい小学校のグラウンドくらいの場所に密集しているような団地だった。
当時は電柱も木製で、道路は車一台がなんとか通れる幅で、しかも舗装されておらず、団地の真ん中にはトタン屋根で覆われた鋳物の手漕ぎポンプがある水汲み場がある、今では見る事がほぼ不可能な団地だった。
脳裏にはしっかりと残っていて、その風景は今でも覚えている。
その後引っ越した赤目の家よりも、しっかりと覚えていて映像だけでなく臭いも覚えている。
木の格子戸、玄関のコンクリート土間と綿壁、木の雨戸の戸袋に僕がマジックで書いた落書き・・・etc。
そう言う風景のひとつひとつが跡形もなく消えていた。
古い建物だからいつかそうなるのは仕方ないと頭では分かるけど、実際に綺麗に消えてしまっているのを見ると、諸行無常の響きありと言うか国破れて山河ありと言うか、なんとなく空しいやらさみしいやらです。
そういう風に考えると、東北の人たちはどんな風に気持ちの整理をしているのだろうと思う。
家や町だけでなく、家族や友人など多くの人や物が一瞬で消えてしまう・・・想像もできないくらいの空しさと悲しさなんだろうな。
こちらのお客様はジェルネイルで¥7700です。
アートコースのサンプルよりお選び頂きました。
フレンチにホログラムのお花がとっても愛らしいです。
スワロとはまた違ったキラキラ感が楽しめそうですね♪