今Mr.サンデーで『世界が絶賛、新幹線超絶8分清掃』と言うコーナーを見た。

　ボクもグラビア印刷の工場勤務やレストランや建設会社で働いていた時に、幾度となく耳にしたQC（クオリティー・コントロール）と言う言葉。

日本人が得意とする『工夫と改善』で品質を管理する事だ。

とても上手く行っている様に見えても、更に工夫して限界と思われている領域を越える。
　そしてその領域を越えた後、更に改善をしてこれ以上ないと言う領域に達する。

印刷会社では、大きな版を洗う際に古着をウエスとして活用していた。コスト削減の為に、市販のタオルではコストがかかるからだ。
　その中に、版を拭くには不向きな物も混ざっている。
それも結構な比率で・・・
それは、パンストだ。

でもこれ、捨ててるけど何かに使えないか？

そんな時に思いついたのが、インクを循環させるパレットから一斗缶にインクが戻る口をパンストで覆う事で、インク中の細かいゴミを濾過させる事が出来た。
しかも一斗缶にインクが落ちて行く時、パンストを通す事で、インク跳ねが無くなった。

捨てていたパンストに利用価値が出来た事で、細かいゴミによる印刷汚れが減り、インクはねによる不良も減少した。

　いま、ネイルサロンや通販でも、常に工夫する事を心がけて行きたい。

時間がかかる業務は、何が時間を食う要因かと原因を突き止め、原因が分かれば、どうすれば解消されるか考え、具体的に方法を考える。
そうすれば、問題は解決できる。

　時間がかかるから仕方ない、その時間で業務が廻る様にスケジュールを組むと言うのはナンセンス。

今、通販で頑張ってくれているスタッフの子がいる。

通販はボクと奥さんと、その子と３人で回していて、その子には、こうしたら効率がよくなるかな？とか言う相談相手も良きライバルもいない。

でも、手際がいい。

だれに教わった訳でもないのに自分で工夫して、スワロのシールを貼る仕事も自分なりに工夫しているようだ。

ネイリストの３人も、細かい所で色々工夫している事だろうと思う。
　だけどネイリストの仕事の運び方やどう言う工夫をしているのかを殆ど知らない。
だからめちゃな要求をしているのかも知れない。

そのめちゃな要求を『そんなのムリムリ』と言わず、真剣に何か工夫できる所はないか？と真剣に考えてくれる空気が最近出て来た。

それは、みんなまだ若いからだと思う。

熟練になりプライドや職人気質が悪い意味でしみ込んでしまった人には、慣習を変えてもらうと言うのは一筋縄では行かない。

　そう考えたら、伸びしろは無限大だ。

ボクはボクで、もっと彼女たちの言葉にも耳を傾け、すぐに短気を起こさない様にしないとイケナイ。

年をとったせいか、だんだん頑固で頭も固くなっている。

彼女らだけでなく、いろんな人とコミュニケーションを深めて、柔軟にいろんな工夫と改善を心がけよう。

クオリティコントロールだけでなく、そう言ったセルフコントロールもキチンとしていかないと、周りのコントロールも出来ず、制御不能になる。

もうすぐ１周年と言う時期を控えて、１人ずつ面談を今している。
会社の命運は『人』によって左右される。

今年は、コミュニケーションとQCに力を注いで行きたい。

こちらのお客様はジェルネイルで￥7700です。
　フレンチにタイダイ、そして1本の指に星のホログラム
　を乗せています。