以前の『うさぎとカメ』につづく、おとぎ話シリーズ第2弾です。
職人さんは腕利きだ。
プライドや意地もある。
素人が技術的な事をを指摘しても『何言ってやがる!』ってなるだろう。
俺たちがいないと、家は建たないんだ!
うん、確かにそうだ。
それを頭ごなしに、住宅営業の若造が『ここはもっとこうしてよ?』とか『この納まりではお客様は悦ばないよ?』と、お客様の思っている事を代弁しても・・・
『これはこうするのが一番いいんだ』
『普通はこの場合はこうするもんだ』
所謂、職人気質だ。
職人さんは、伝統や経験を元に、自分に出来うる精一杯の腕を振るい、出来映えに自分の中で満足をし、満足できた品物を、胸を張ってお客様に引き渡す。
余程の腕があり、それによる名声もあり、媚びずとも需要が絶えず、生計が成り立つのなら、それで良いだろう。
ただ、今の時代は様々なニーズのお客様が居られる。
職人さん自信がお客様の声にじっと耳を傾け、意にそぐわない注文にも妥協点を模索し、師匠と接する時よりもお客様に気を配り、自分で仕事を取りに行かないとイケナイ時代だ。
根底にあるのは、ありがとう。と言う気持ち。
ようこそと言うもてなしの気持ち。
どうしたら自分たちに興味を持って頂けるんだろう?と潜在的なお客様にも歩み寄る気持ち。
変化を惜しまない気持ち。
俺たちは腕一本!この腕があるだけでお客は悦ぶ!
余程の経験と知識と腕がないと言えない言葉だ。
営業マンは、時に北風に、時に太陽にもなり、
『お願いですから上着を脱いでください』と言葉で言わずして、職人さんに上着を脱いでもらう工夫が必要となる。
なぜかと言うと、言葉でストレートに言うとヘソを曲げてしまう人が多いからだ。
ボクは住宅営業をしていたけど、言わずとも自ら変化し、お客様の声に耳を傾けている頭領さんだけは、今も不況の中、頑張っておられる。
ボクは頭領に言った『色々と工夫してるんですね?』って・・・
そしたら帰って来た言葉は実にシンプルだった。
『そうせな、この時勢で喰ってけへんやろ?』
こちらのお客様はジェルネイルで¥5800です。
ワンカラ―のフレンチなので、シンプルですがお勤めされている方に
は、派手過ぎずでもさりげなくキラキラな感じでいいですね♪