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声の網

最近ネットである国のメーカーが作ったスマートフォンには使用者の情報を抜き取る機能が備わってるって言う記事があった。

 

言論統制とプロバガンダとマインドコントロール・・・

 

あらゆる手段で魂を掴まれてるようで、そのメーカーのユーザーは可哀想。

 

先日もある商談で【セキュリティ】について話しが及んだ時に、先方から「セキュリティは何処まで考えているか?」と言う風に聞かれたので「IPの制限とSSLのレベル」について回答説明したら、「絶対安全なセキュリティが云々」とか言い出した。

 

心の中で中指を立てながら「かのGoogleでさえデータを抜き取られたりしてるのに絶対安全なセキュリティなんか田舎の弱小IT企業がどんなに金と技術を積んでも無理ってわかるやろ?」って思った。

 

・・・しかも地方企業が抱える自社サーバーなんかプロのハッカーに狙われたら瞬殺間違いなし。

 

だから自社サーバーを管理してる会社の人に「絶対安全なセキュリティ」とか言われても説得力がない。

 

まぁ、その話しはさておいて去年の今頃にも書いたAR技術が最近また進化してきてる。

(※去年のブログAR  http://www.princess-nail.com/?p=528  )

 

脳波で制御する車椅子の話題がテレビでやってた。

 

もうユビキタスどころの騒ぎじゃないレベルまで進んでる!

 

そういう発想は確かに便利になるんだろうけど、なんでもコンピュータとネットで制御する世の中って怖いっすね。

 

擦れ違う人の顔を認識して名前や生年月日を表示したり、レストランを見るだけで、営業日やメニューも表示できて、空を見上げれば星座と説明が表示されて、レストランの料理を見るだけでカロリーやレシピが表示されて・・・

 

すでにスマートフォン越しでは実現してる技術。

 

モラルやルールが整ってないのに技術だけが一人歩きして無法状態で、まるでバイオハザードをナイフだけでクリアするくらいの難易度だ。

 

でもそんな技術もよくよく調べたら、かのショートショートで有名なSF作家の星新一が僕が生まれた45年前に既に予言してる!

 

これには鳥肌が立つ。

 

しかもありえないくらいに的確に描写されてる。

 

1970年の「声の網」というショートショート。

 

以下、一部抜粋

 

—こんなのはどうでしょう。各人それぞれの、親しい友人の誕生日のリストを作っておく。その日に自動的に、当人に知らせるというのは。<きょうはあなたのお友だちの、だれだれさんの誕生日です。ちょっと電話をなさり、お祝いの言葉をおっしゃったらいかがです>と通知してあげるわけです。友人としての結びつきが、より親密になり、生活に楽しさをもたらすでしょう。—

 

他にも —

 

ある人が購買意欲を感じたとする。その人は買物選択サービス会社に電話をし、自己の好みや予算を告げてから質問する。 「手もとにあるお金で買い物をしようと思うのだが、どんなものを買ったら楽しみを有効に味わえるだろうか。参考のために教えてもらいたい。 すると、そこのコンピューターが答えてくれるのだ。いくつかの品物をあげ…—-

 

今、僕自身も利用しているSNSやネットショップで表示されている「あなたにオススメの商品」とかがソレ。

 

今、僕たちが生きている現在が45年前のSFの世界。

 

30年後、僕が年老いた時には「記憶を書き換える」なんて事も現実に起こるかもしれないし、実際に行ってない旅行でも「行った事にできる」かも知れない。

 

旅先で奥さんとの会話や、路地裏の匂いなども全てまるで実際に体験したかのようにインプットされるなんて事も・・・

 

技術がススメばススムほど、人間らしく生きて行くのが難しくなって行く気がする。

 

既にスマートフォンが一人一台の時代に生きていて、それをヒシヒシと感じる今日この頃です。

 

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