フランスで起きた事件、こちら側の言い方で『テロ』。
先日、フランスでヨーロッパやその周辺国の首脳も参加したデモ行進は160万人以上が参加したらしい。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150112/k10014610131000.html
『正義は勝つ』、『卑怯者に屈しない』とスローガンをあげて拳をつきあげ、人々に言葉を投げかけてる。
たしかに先日から起きてるテロは許し難いけど、こんなに世界が歪んでいるのは、こちらサイドから見た世界しか僕たちは知らないからじゃないのかな?なんて思ったりもする。
テレビやネットでも此方側からの視点で事件を伝えて、コメントや論評も此方サイドの思考。
70年前の戦争でも互いに、自分側からの視点で、それぞれの正義を貫いて、相手は悪と決めつけてる。
どちらも、自分たちの正義を振りかざしてるから噛み合うはずもなく、摩擦は熱を帯びて、そのうちに火が着く。
今回もまた、本当の事がわからないまま、あちら側の人たちを撲滅する事が目的の争いが起きて、どこかで何千何万の命が消える。
テロリストの兄弟が立て籠もった印刷工場が『ユダヤ人経営の』という枕詞がついていた。
印刷工場の頭にそれつける意味はなんなんだろう?
本当の正義とは??近代の西側の正義を今まで考えた時、手放しでイスラム国への報復が『正義』だと本当に言えるのか?って思ってしまう。
絨毯爆撃も正義、枯れ葉剤も正義、クラスター爆弾も正義、原爆も正義。
それらを正義と言ってしまうから、歪みは酷くなるんじゃないのかな・・・
僕が神なら、どんな正義を実現するだろう。
何をどうするかちょっと考えてみたら、とても神にはなれないと思った。